「小学生からもう塾

と驚かれる方もいらっしゃいました。
<今日は小学生の塾をしていて感じることをお話しします>
幼稚園や小学・中学校のお受験がほとんどないこの地域では、
塾と言ったら「中学生から」というのが
まだまだ多数派であるような気がします。
「難しくなるのは中学からだから、それからでいい」
「中間や期末テストの結果が高校入試に関係してくる中学から塾に行けばいい」
私も地元の人間なので、以前はそう思っていました。
しかし、授業をしていくにつれて気がついたんです

「小学校の勉強は無視できない」
まずは算数をしていて…
これって、中学の数学の問題とほとんど同じなのです!
中1でやる方程式や比例・反比例も、
中2でやる角や確率も、
中3でやる二次方程式の利用の土地の面積の考え方も、
全部出てきているんです

それでも中学生から塾をスタートする子の中には
「円の面積と円周の公式?さぁ?」
「わー、方程式ってとっても難しい!」
「分数の計算って苦手、できない」
という子が多くいます

「初めて聞いた!」というふうに授業を受けているような…
もちろん、生徒さんを責めているのではありません。
とっても「もったいない」と思うのです。
実は習っていたのに、記憶にないなんて…

これは「中学生からでいい」という考えが
塾に通うこと≠ナはなく、勉強内容を理解すること≠ノ
つながってしまっているのではないかという心配があります。
中学生から理解して覚えこめばいい??
しかし実際には基礎が不十分であると遅れをとってしまう
可能性があるのです…

「小学生でも中学校の内容は十分理解できる」
次に英語をしていると…
同じ時期にアルファベットABCから始めた
中学1年生と小学6年生は
英文法の理解に関しても同じペースで進んでいます。
ということは、今の小学6年生が中学1年生になった頃には
中学2年生の文法に進めるということ

では、今小学5年生ならどうでしょうか…?すごい

小学生だから小学校で習う範囲しか理解できないということはありません。
もちろん、理解のペースには個人差があります。
だからこそ、小学生から始めるメリットを感じています。
中学生になると、学校の進度や主にテストに合わせて
理解することが求められます。
先ほどの「中学生からの理解」で済めばよいのですが、
実際には部活もあるし、他の教科の勉強もしなければならない。
忙しくなった上に、家庭学習の習慣もついていない…
そうして学校の進度に理解が追いついていないケースが多々あるように感じます。
小学生ではそのような決められたペースがないので、
わからない所も繰り返して理解するための時間が取れます。
勉強の基礎を学ぶ小学生の時だからこそ、
わからない所を放置せず向き合うことに意味があるのです

そして理解できたら、次へ次へと進めばよい

今通ってくれている生徒さん達との授業の成果が
中学生になった後も大きな差となって
出てきてくれるであろうと確信しています
